2025年2月2日日曜日

モナリザのルームメートもよろこぶ

Mona Lisa's roommates may be glad she's moving out

NPRの 2025.1.29の記事のタイトルです。

※ 発音の確認は、英文読み上げサービス、たとえば Free Text to Speech Online with Realistic AI Voices などでどうぞ。無料でもある程度使えます。便利です。


■ Mona Lisa's roommates may be glad she's moving out

Mona Lisa's roommates が文の主語で、may be glad が動詞部分ですね。

「モナリザのルームメイトたちはよころぶだろう」です。

may はここでは「~かもしれない」という推量。

何をよろこぶのかというと、gladのあとの she's moving out をです。

move out で「引っ越していく」「立ち退く」。

「彼女が引っ越していくのをよろこぶ」です。

is moving out で現在進行形ですが、ここでの用法は「はっきり決まっている未来」を表す現在進行形です。

she は Mona Lisa。

数日前に、フランスのマクロン大統領が、ルーブル美術館の改修計画を発表し、モナリザの絵も別の部屋に移す計画です。


be glad の後には節(S+V...)を持ってくることができます。

この文全体で、

   Mona Lisa's roommates may be glad she's moving out
   モナリザのルームメイトたちは彼女が出ていくのを喜ぶだろう


ルームメイトってだれのことかというと、モナリザと同じ展示室に飾られいる絵画たちのこと。

モナリザといっしょの部屋にいると部屋も混むし、自分たちのことを気にしてもらえないし、ってことらしいです。


(ここまで)


2025年1月21日火曜日

裏切り以上に人間的なものはない

 There is nothing more human than betrayal.


Asahi Weekly DIGITAL のページ、 

英訳天声人語
VOX POPULI: Milan Kundera’s literary works showed many faces of betrayal
(天声人語)ミラン・クンデラと裏切り

 (2023.7.15) の一文目からです。

タイトルの vox populi は英和辞典を見ると、ラテン語で「民の声、世論」です。

つまり「天声人語」の英訳が VOX POPULI となってます。

Milan Kundera’s literary works showed many faces of betrayal は、「ミラン・クンデラの文学作品は裏切りというものの多くの側面を示した」というかんじです。

これは、日本語のタイトル「ミラン・クンデラと裏切り」の英訳ですね。


ミラン・クンデラは映画にもなった小説『存在の耐えられない軽さ』などで有名な、チェコスロヴァキア出身のフランスの作家です(1929-2023)。


The Unbearable Lightness of Being - Movieclips


◆ 発音

There is nothing more human than betrayal.

ゼアイズナッスィング モアヒューマン ザン ベトレイヤル


◆ 意味

裏切り以上に人間的なものはない。

※ humanの比較級は、humaner じゃなくて more human なんですね。

ここは「天声人語」の本文(原文)では、「裏切りほど、人間らしい行為もない。」となっています。

(天声人語)ミラン・クンデラと裏切り:朝日新聞デジタル 


「存在の耐えられない軽さ」の英語(英訳)のタイトルは、

The Unbearable Lightness of Being (→ Amazon
bearable は〈bear(耐える)+ able(できる)〉で「耐えられる」。
unbearable は 否定のun- があるので「耐えられない」。

lightness は、light(軽い)という形容詞の名詞形で「軽さ」。
形容詞 happy の名詞が happiness になるパターン。

being は be動詞の beの動名詞。
be動詞(is, am are)には「在る」「存在する」といういみがあります。なので beingは「在ること」「存在すること」「存在」。


フランス語の原題は、
L'insoutenable légèreté de l'être (→ Amazon)
です。



(ここまで)

2025年1月13日月曜日

オーケストラは個人と社会の間の関係を表す

In many ways, the orchestra is the perfect metaphor for the relationship between the individual and society. 

The New York Times の記事(2024.12.04)、"Finding a Sense of Purpose and Harmony Onstage" からの一文です。


このタイトルは、「舞台上で目的と調和の感覚を見出す」というかんじでしょうか。


◆ 大まかな発音:

In many ways, the orchestra is the perfect metaphor 
イン メニィウェイズ, ジオーケストラ イズ ザパーフェクトメタファー 

for the relationship between the individual and society.
フォー ザ リレイションシップ ビトゥィーン ジインディヴィジュアル アンド ソサイエティ.


◆ 解釈

in many ways : way は「道」のほかに「やり方」が思いつきますが、この場合は「点」がいいかな。「多くの点で」。手元の辞書を見ると in some ways 「ある点では」などとあります。

orchestra : オーケストラ、管弦楽団。さいしょの or- のところにアクセントがあります。

Farvoで orchestra の発音を確認!

Farvoで聞くとアメリカ人の発音は -ches- のとろこに、オーストラリア人は -tra にアクセントがあるように聞こえますね。

metaphor : 隠喩、比喩、たとえ

ここまでで

In many ways, the orchestra is the perfect metaphor 
多くの点で、管弦楽団は完璧な比喩だ

となります。

つぎの relationship は「関係、つながり、結びつき」なので、

the perfect metaphor for the relationship で「関係のための(関係を表す)完璧な比喩(たとえ)」。


でその「関係」がどんな関係かというと、 the relationship between the individual and society なので、「個人と社会との間の関係」となります。

individual : 個人
society : 社会、世間


全部で、

In many ways, the orchestra is the perfect metaphor for the relationship between the individual and society. 

多くの点で、オーケストラは個人と社会の間の関係を表す完璧な比喩です。
多くの点で、オーケストラというものは、個人と社会との間の関係を表現する完全なメタファーである。

というかんじです。

※ ChatGPT(無料版)に翻訳してもらいました。その結果は、

「多くの点で、オーケストラは個人と社会の関係を表す完全な比喩と言えます。」

...。


2025年1月1日水曜日

芸術家の仕事は絶望に屈してしまうことじゃなく

The artist's job is not to succumb to despair, but to find an antidote for the emptiness of existence. 


Woody Allenの映画 "Midnight in Paris" (2011) での Gertrude Stein のセリフです。

Official Trailer (※ 今回のセリフは出てきません)


【おおまかな発音】 

The artist's job is not to succumb to despair,
ザ アーティスツ ジョブ イズ ノット トゥ サカム トゥ ディスペア

but to find an antidote 
バット トゥ ファインド アンナンティドゥト 

for the emptiness of existence.
フォー ズィ エンプティネス オブ イグズィステンス


【語句】

・ succumb to : に負ける, 屈する
・ antidote : 解毒剤, 解決方法
・ emptiness : 形容詞 empty(空っぽの)の名詞形。空虚、はかなさ、無意味
・ existence : 生存、実存、生きていること
・ not ... but ~ : ...ではなく~だ


【逐語訳】

The artist's job is not to 芸術家の仕事は…することではなく succumb to despair 絶望に屈する(ことではなく), but (そうではなく) to find an antidote 解毒剤を見つけることだ for the emptiness of existence 生存の空虚さへの(解毒剤を). 


【訳例】

芸術家の仕事は、絶望に屈してしまうことじゃなく、生存の虚しさへの解毒剤を見つけることだ。


(ここまで)


2024年10月20日日曜日

イランへの報復攻撃の可能性

Though Israel has so far reported no deaths, the Iranian attack may prompt retaliatory strikes, possibly even on facilities in which the Islamic republic is thought to be developing nuclear weapons.


The Economist のニュースレター The Economist today, October 1st 2024 の内容からです。


おおまかな発音:

Though Israel has so far
ゾウ イズリアル ハズ ソウ ファー
reported no deaths,
リポーティッド ノウ デスㇲ
the Iranian attack may prompt
ズィ イレイニアン アタック メイ プロンプト
retaliatory strikes,
リタリアトリィ ストライクス
possibly even on facilities in which
ポッシブリィ イーヴン オン ファシリティーズ イン ウィッチ
the Islamic republic is thought to be
ズィ イスラミック リパブリック イズ ソート トゥ ビー
developing nuclear weapons.
ディヴェロピング ニュークリア ウェポンズ


単語:

・ prompt は 「引き起す」「駆り立てる」。
・ retaliatory は「報復の, 仕返しの」。


逐語訳:

Though ...だけれども Israel イスラエルは has so far これまでのところ reported no deaths いかなる死も報告していない(けれども), the Iranian attack イランの攻撃は may prompt 誘発するかもしれない retaliatory strikes (複数の)報復攻撃を, possibly even ことによると...さえ on facilities 諸施設に(さえ) in which そこでは the Islamic republic そのイスラム共和国が is thought to be ...であると思われている developing nuclear weapons 核兵器どもを開発して(いると).

訳例:

これまでのところイスラエル側から死者の報告はないが、イランの攻撃によって報復攻撃の可能性が高まったといえよう。場合によってはイスラム共和国イランが核兵器を開発していると考えられている施設も標的にるかもしれない。


(ここまで)

2024年7月14日日曜日

マッコウクジラのお腹から巨大な龍涎香

When a sperm whale washed up dead on a beach in the Canary Island of La Palma no one imagined a valuable treasure was hidden in its entrails.

The Guardian の記事「Pathologist finds €500,000 ‘floating gold’ in dead whale in Canary Islands」(2023.7.4)から。

海岸に打ち上げられた鯨のお腹から出てきたのは...。


おおまかな発音です。

When a sperm whale washed up dead 
ウェン アスパームウェイル ワッシュトアップデッド

on a beach in the Canary Island of La Palma 
オナビーチ インザカナリィアイランド オブラパルマ

no one imagined
ノゥワンイマジンド

a valuable treasure was hidden in its entrails
アヴァリュアブルトレジャー ワズヒドゥン イニッツエントレイルズ


つぎは意味を確認していきましょう。


◇ When a sperm whale washed up dead 

sperm whale の sperm はふつう「精液」ですが、 sperm whale で「マッコウクジラ」です。

むかし、マッコウクジラの頭に溜まっている液体(「脳油」というらしいです)が「精液」だと思われていたからとのことです。

wash は「洗う」ですが、 wash up は「(海岸などに)打ち上げられる」という意味(『ウィズダム英和辞典』より)。

「一匹のマッコウクジラが死んだ状態で打ち上げられたとき」


◇ on a beach in the Canary Island of La Palma 

ラ・パルマ島はスペイン領カナリア諸島(北西アフリカ沖合い)の島です。

「カナリア諸島のラ・パルマ島の海岸に(打ち上げられたとき)」


◇ no one imagined

「だれも想像しなかった」

◇ a valuable treasure was hidden in its entrails

valuable : 価値ある、貴重な
treasure : 宝物

hidden は hide(隠す)の過去分詞。

was hidden で「受け身」、「隠されていた」。

its は「それ(そいつ)の」。

entrails(複数形)は「動物の内臓・腸(はらわた)」。

「貴重な宝物がそいつの腸(はらわた)に隠されていた(ということを)」。

記事を読むとでてきますが、この「貴重な宝物」とは、マッコウクジラの腸内にできる結石で、「龍涎香(りゅうぜんこう)」(ambergris)のことです。写真をみるとかなり巨大です。


全体で、

When a sperm whale washed up dead on a beach in the Canary Island of La Palma no one imagined a valuable treasure was hidden in its entrails.

一頭のマッコウクジラが、カナリア諸島のラ・パルマ島の海岸に打ち上げられ死んでしまっていたとき、だれもそのはらわたに貴重な宝物が隠されているとは想像もしなかった。


記事のタイトルのほうも確認しておきます。

Pathologist finds €500,000 ‘floating gold’ in dead whale in Canary Islands


Pathologist finds
パソロジスト ファインズ

€500,000 ‘floating gold’
ファイブハンドレッドサウザンドユーロ フローティングゴールド

in dead whale in Canary Islands
インデッドウェイル インカナリーアイランズ

→ Pathologist finds 病理学者は見つける €500,000 ‘floating gold’ 50万ユーロの浮遊する金塊を in dead whale 死んだ鯨の中に in Canary Islands カナリア諸島で

→ 病理学者、カナリア諸島の死んだ鯨の中に50万ユーロの「浮かぶ金塊」を発見

龍涎香を「浮かぶ金塊」と言っているのは、龍涎香が海に浮かんで海岸に漂着するからとのことらしいです。


(ここまで)


のけもの国家の指導者が戦争を準備している?

Last week, the two eminent analysts dropped a bomb - so to speak - in stating their belief that the pariah state's leader is preparing for war.


イギリス BBCの2024.1.23の記事、"Kim Jong Un: Is North Korea's leader actually considering war?" より。


◆ だいたいの発音:

Last week, the two eminent analysts
ラスト ウィーク ザ トゥー エミネント アナリスツ
dropped a bomb - so to speak -
ドロップト ア ボム - ソゥ トゥ スピーク -
in stating their belief
イン スティティング ゼア ビリーフ
that the pariah state's leader
ザット ザ パライア ステーツ リーダー
is preparing for war
イズ プリペアリング フォー ウォー


※ 発音はWebの読み上げサービスで確認するといいです。


◆ 意味

_ Last week 先週, the two eminent analysts 二人の著名なアナリストが dropped a bomb 爆弾を落とした 

eminent は「著名な」。


_ so to speak いわば 

この「いわば」は直前の dropped a bomb が本物の爆弾を落としたわけじゃないことを言ってます。


_ in stating their belief 彼らの確信を表明することによって

stating の原形は state。「~を明言する、はっきり言う」。

〈in + -ing[動名詞]〉 でここでは「~することによって」「~した結果」。


_ that the pariah state's leader そのパーリア国家のリーダーが is preparing for war 戦争を準備しているという[→ 彼らの確信]

この that以下の節は直前の their belief の内容(their belief と同格)。

「パーリア国家」というのは ― 知らなかったので調べました  ― 国際社会から孤立している国のこと。

パリアは、もともと「インドの下層民」のこと。


ここまでをくっつけて全文を見ると、

Last week 先週, the two eminent analysts 二人の著名なアナリストが dropped a bomb 爆弾を落とした - so to speak いわば(爆弾みたいなものだ) -  in stating their belief 彼らの確信を表明することによって that the pariah state's leader そのパリア国家のリーダーが is preparing for war 戦争を準備しているという[彼らの確信].


◆ 訳

先週、二人の著名なアナリストが、爆弾 ― と言っていいようなもの ― を落とした。こののけもの国家の指導者が戦争を準備しているという彼らの確信を表明したのだ。


◆ 記事のタイトル

Kim Jong Un: Is North Korea's leader actually considering war?

金正恩:北朝鮮の指導者は実際に戦争を考えているのだろうか。


(ここまで)






2024年6月26日水曜日

女性に厳しい神

Ever since Eve bit into an apple in the Garden of Eden, God has been rough on women.


The New York Times の 2018.3.31の記事、God and Her (Female) Clergy のリード文からです。


□ カタカナ発音:

Ever since Eve bit into an apple 
エヴァシンス イーヴビットイントゥアンナプル

in the Garden of Eden
インザガーデンオヴエデン

God has been rough on women
ガッド ハズビーンラフオンウィミン


□ 語句:

_ ever since ~ : ~以来ずっと
_ bit : bite の過去形
_ bite into : 〈果物など〉にかじりつく
_ be rough on ~ : ~に酷だ, ~につらく当たる
_ have been ~ : ずっと~だ(現在完了形)


□ 訳例: 

Ever since Eve bit into an apple in the Garden of Eden, God has been rough on women.

エヴァがエデンの園でりんごをかじって以来、ずっと神は女性に厳しかった。


(以上)


2022年12月11日日曜日

さいしょはハックされたのかと思ったけど...

 “I thought I’d been hacked. It turned out I’d been fired”: tales of a Twitter engineer


イギリスの週刊新聞 The Economist の 2022.12.02 の記事のタイトルからです。

→ “I thought I’d been hacked. It turned out I’d been fired”: tales of a Twitter engineer


◆ 大まかな発音:

 “I thought I’d been hacked.
アイソート アイドビーンハックト

It turned out I’d been fired”: 
イットターンドアウト アイドビーンファイァド

tales of a Twitter engineer
テイルズオブア トゥィッターエンジニァ


◆ 意味

□ I thought : 私は...だと思った・考えた


□ I'd been hacked = I had been hacked

had been で過去完了。つまり話題の中心となる過去の時点より、時間的に「前の」状態を表しています。

ここでは、直前の I thought が過去形なので、「私が思った」より以前のことを had been ... は表現しています。

had been hacked の been hacked で受動態になります。

hack には「たたき切る」、たとえば「木を切り倒す hack a tree」という意味がありますが、ここでは「コンピューターのシステムに不正に侵入する」といういみの「ハック」です。

「ハッカー hacker」は「hackする人」、つまり「コンピューターのシステムに不正に侵入する人」 。

I'd been hacked. で「ハックされてしまった」。


□ I thought I’d been hacked. 

「ハックされたのかと思っていました。」


□ It turned out I’d been fired.

turn out は「...ということがわかる、判明する」という表現。

主語の it はいわゆる形式主語で、じっさいには後半の I'd been fired を指しています。

つまり、「〈 I'd been fired 〉ということが判明した」です。


□ I'd been fired

had been fired で「fireされた」。さっきの文と同じ構造です。(過去完了と受動態)。

fire は「炎」ではなく、「解雇する」「くびにする」。

つまり「私は解雇されてしまった」。

It turned out I’d been fired. 「自分が解雇されたということがわかった。」


□ : 

「 : 」は句読点のひとつで、コロン(colon)。

コロンのあとには「説明」や「引用」などが続きます。

訳すと「つまり」「すなわち」「というのも」という感じ。


□ tales of a Twitter engineer

「ツイッターのエンジニアの話」。

tale は「物語、話」。


□ “I thought I’d been hacked. It turned out I’d been fired”: tales of a Twitter engineer

あるツイッターエンジニアの物語「ハックされたのかと思ってましたが、くびになったってわかったんです。」


(ここまで)


2022年10月23日日曜日

イランの女性たちが変革への戦いをリード

In a country where a man’s voice has historically been louder, the women of Iran now lead the fight for change.


ニュース雑誌 Time のWebサイト、2022.10.5 の記事、Why Iranian Protesters Chant 'Woman, Life, Liberty' からです。


記事のタイトル、

   Why Iranian Protesters Chant 'Woman, Life, Liberty'

は、

   イランの抗議者たちが「女性、命、自由」をスローガンにするわけ

という感じです。

chant は「を(大声で)何度も言う」「(スローガン)を繰り返し言う」「をシュプレヒコールする」。

※「シュプレヒコール」の意味がわからない人がいるかも。 ググってください!


まず発音を大まかに確認しておきましょう。

In a country where a man’s voice
インナカントリィ ウェア アマンズヴォイス

has historically been louder, 
ハズヒストリカリイ ビーンラウダァ

the women of Iran now lead the fight for change. 
ザウィミンオヴイラン ナウ リードザファイトフォチェインジ


では、文を前から見ていきましょう。

◇ In a country 
(或る)国で(は)

◇ where a man’s voice has historically been louder,

この where は「関係副詞」。

この部分全体が、直前の名詞「a country」を修飾しています。つまり「~な国では」となります。

_ a man’s voice 「男性の声が...」。これが次の has ... been の主語。

man は「人間」となるときもありますが、今回は、この後出てくる「the women」との対比になっているようなので、「男性」としておきます。

_ a man's voice has historically been louder

「男性の声のほうが(ずっと)歴史的により大きかった」

この現在完了は「継続用法」でしょう。

「historically 歴史的に、歴史上(ずっと)~だった」というかんじ。

louder はもちろん loud ([声や音が]大きい)の比較級。


◇ In a country where a man’s voice has historically been louder

「歴史的に男性の声のほうがより大きかった国で」


◇ the women of Iran now lead the fight for change.

「イランの女性たちは今や変革への戦いをリードしている」


◇ 全体で:

In a country where a man’s voice has historically been louder, the women of Iran now lead the fight for change.

歴史的に男の声のほうがより大きかった国で、いまやイランの女性たちは変革への戦いをリードしている。


◆ 単語の確認

声: voice
歴史的に: historically
(声・音が)大きい: loud
導く, 先頭に立つ : lead
戦い: fight


[ここまで]


2022年8月24日水曜日

駅への道を教えてください(高校入試の英語)

高校入試のための英語です。


◆ 道を教える

「私に英語を教える」だと teach me English だけど、「私に道を教える」だと show/tell me the way となる、

つまり、teach ではなく tell または show を使う。

show は「示す」という感じで、地図で道を示してやったりする感じ。

tell だと「話して教えてやる」感じ。

teach は「知識(学問)、技術を教える」こと。


◆ ~への道

「~への道」は the way to ~。

「駅への道」だと the way to the station。

駅への道を教えてくれっていうときは、その駅が「どの駅」かはもちろんわかって聞いているわけだろうから、 a staion じゃなくて the station にしよう。


◆教えてしてください

「教えてください」は、ていねいな命令文にして Please show/tell ...とか。

あと、Would you show/tell ... でもいいですね。


◆ 駅への道を教えてください。

Please show me the way to the station.

Please tell me the way to the station.

Would you show me the way to the station?

Would you tell me the way to the station?


[ここまで]


2021年1月9日土曜日

君を愛するために生まれた(高校入試の英語)

I was born to love you with every single beat of my heart. 

[Freddie Mercury]


イギリスのロックグループ Queen の1985年の曲  "I Was Born To Love You" の冒頭の一節。

歌詞はボーカルのフレディ・マーキュリー。


【発音】

I was born to love you
アイ ワズボーン トゥ ラヴユー

With every single beat of my heart
ウィズエヴリシングルビート オブマイハート



【解釈】

◇ I was born 
   私は生まれた

be born で「生まれる」。 born はもともとは「(子)を生む」という意味の動詞 bear の過去分詞から。

なので be born は「生まれられる(?)」っていう受動態から?


◇ I was born to love you

   私は君を愛するために生まれた

to不定詞(to+動詞の原形)で「~するために」。

「~するために」は動詞(ここでは was born)を修飾するので「副詞句」。つまりいわゆる副詞的用法。

◇ with every single beat of my heart
   私のハートの鼓動(ビート)の一つひとつで

every のあとに来る名詞は複数ではなく単数形なので beat(鼓動)は単数形。

この前置詞 withは「~でもって」という感じ。


全体で:

I was born to love you 
With every single beat of my heart. 

お前を愛するために生まれた
おれのハートのビート一つひとつで


続く歌詞:

Yes, I was born to take care of you
Every single day of my life

イェス アイワズボーントゥティ(ク)ケアオヴユー
エヴェリシングルデイ オヴマイライフ

そう、俺はお前を大切にするために生まれた
おれの人生の一日一日ごとに


◇ I was born で始まる歌でもう一つ有名なのは、Sam Cooke(サム・クック)という人が歌った "A Change Is Gonna Come" 。 こちらは 1964年。

I was born by the river in a little tent.

アイワスボーン バイザリヴァ イナリトルテント

俺は川沿いの小さなテントで生まれた。




2021年1月5日火曜日

助けてくれる友達(高校入試の英語)

 前回(「住む家がない・遊ぶ友達がいない」)に関連した表現。

「私には助けてくれる友達がいない。」


「私(に)は友達がいない」は、

I have no friends.

「助けてくれる友達がいない」は、

「私を助けてくれる → 友達」と考えて、

I have no friends to help me.

と to help me「私を助ける」を加えます。



2021年1月4日月曜日

住む家がない・遊ぶ友達がいない(高校入試の英語)

 「私は何か飲み物がほしい」

は、

I want something to drink.

後ろの to drink が something を修飾(説明)して、「飲むための → 何か」、つまり「何か飲むもの」。

※ 不定詞の形容詞的用法です。

「何か温かい飲み物がほしい」

だと、

I want something hot to drink.

です。(hot の位置に注意)。

-----

では、「彼には住む家がない」は?

「彼には家がない」だと、

He has no house.

でよさそうです。

「住む家がない」は「住むための → 家」と考えて、

He has no house to live.

でしょうか。

ちがいますよね。

「~に住む」は live in ~ と前置詞の in が要(い)ります。

ですので、「彼には住む家がない」は、

He has no house to live in.

です。

-----

では、「私はあそぶ友達がいない」は?

「私には友達がいない」は、

I don't have any friends.

I have no friends.

とかです。

「遊ぶ友達がいない」だと、

I have no friends to play.

でしょうか。

「~と遊ぶ」のだから play with ~ となるはず。

なので、

「私はあそぶ友達がいない」

は、

I have no friends to play with.

としましょう。

-----

まとめ。

1. 私は何か温かい飲み物がほしい。

2. 彼には住む家がない。

3. 私はあそぶ友達がいない。


1. I want something hot to drink.

2. He has no house to live in.

3. I have no friends to play with.


2020年12月23日水曜日

彼女は君に会えば感激でしょう。(高校入試の英語)

 「その試合はわくわくする(わくわくさせる)」は、

    The game is exciting.

ですが、「彼女はわくわくしている」だと、

    She is excited.

となります。


「彼女は君に会えば感激するでしょう」だと、

    She'll be excited to see you.

です。

この文の形式は、

    I'm glad to see you.

と同じです。 to see you が「あなたに会えて」です。

文法用語でいうと「不定詞の副詞的用法」です。

ここでは、不定詞(to+動詞の原形)が「~して」という意味になって、

excited や glad という形容詞を修飾しています。

    君に会えて (to see you) → わくわくする・感激する (excited)

    君に会えて (to see you) → うれしい (glad)

※ 形容詞を修飾するのは副詞です。


【高校入試問題実例】

Andy was excited to receive the mysterious letters from this secret friend.

「アンディはこの秘密の友だちから(何通も)謎めいた手紙を受け取ってわくわくしていた。」

[明治学院高校 H20 長文問題の中の一文]


mysterious(ミステリアス)は「謎めいた、神秘的な」(形容詞)。

mysterious の名詞は mystery(ミステリィ)、「不思議、神秘」。


◇ mysterious の例文(『ライトハウス英和辞典』より)

Mona Lisa's smile is mysterious.

「モナリザの微笑は神秘的だ」


2020年12月22日火曜日

ずっとブエノスアイレスにいる。(高校入試の英語)

   「彼はいまブエノスアイレスにいる。」

だと、

    He is in Buenos Aires now.

です。

※  Buenos Aires(ブエィナス・アイァリズ)はアルゼンチン(Argentina[アージェンティーナ])の首都。日本から見ると地球儀の反対側くらい? 遠い。


では、彼が3年間ずっとそこにいる、というのを言いたいときはどうするか。

そういうときは、現在完了形を使いましょう。

現在完了形は「ずっと~してる(だ)」(継続)とか、「~してしまった(その結果~だ)」(完了・結果)とか、「~したことがある」(経験)のニュアンスを表すことができます。

  「彼は3年間ずっとブエノスアイレスにいる。」

He is in Buenos Aires now. の動詞 is を現在完了形、つまり 〈have + 過去分詞〉にすればいいから、

    He has been in Buenos Aires for three years.

となりますね。

※ 「ずっと」は英単語にしなくても大丈夫です。


【高校入試問題実例】

2つの英文がほぼ同じ意味になるように、(   )に適語を入れなさい。
(国学院大学久我山高等学校 平成20年度)

  Mary came to Japan two years ago, and she is still in Japan.
  Mary has (   ) in Japan for two years.

訳: メアリーは2年前に日本に来た。そしてまだ日本にいる。
      メアリーは2年間(ずっと)日本にいる。

2年前に来て今もいるんだから、2年間ずっと日本にいる、とまあ同じになる。

答え: been


【余談】

Buenos Aires はスペイン語で「いい空気、順風」っていう意味らしい。

そういえば「おはよう」はスペイン語で Buenos días.(ブエノス ディアス)。

直訳すると「良い一日」。

Aires のほうは英語の air ですねきっと。



2020年12月20日日曜日

疲れてるね。 (高校入試の英語)

 You look tired. (ユー・ルック・タイアド)

「疲れてるようだね。」


You(あたなは) look(のように見える)tired(疲れている)。

いわゆる SVC の文型。

S は「主語」。V は「動詞」。C は「補語」。

Cは何を「補っている」語かというと、主語を補っています。

つまり、You look tired だと you の様子が tired だと補って説明しています。

tired は形容詞です。


【例文】

I said you look cute.  (アイ・セッド・ユー・ルック・キュート)

(平成22年大学入試センター試験 リスニング問題より)

「かわいく見えるって言ったんだけど。」

(直訳: 私はあなたがかわいいように見えてると言いました。)


日本国民は永久に戦争を放棄する

Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.

日本国憲法第9条の英語版です。

【カタカナで発音を確認】

Aspiring sincerely to an international peace
  アスパイアリング スィンスィアリー トゥ アニンターナショナルピース

based on justice and order
  ベイスド オンジャスティス アンドオーダー

the Japanese people forever renounce war
  ザジャパニーズピープル フォエヴァー リナウンスウォア

as a sovereign right of the nation
  アズアソヴリンライト オヴザネイション

and the threat or use of force
  アンド ザスレット オァ ユースオヴフォース

as means of settling international disputes
  アズミーンズ オヴ セトゥリング インターナショナルディスピューツ


では、前から読んでいきます。

1. Aspiring sincerely to an international peace
 国際平和を心から熱望して

〈aspire to ~〉 で「~を熱望する, 切望する」。sincerely は「心から, 誠実に」。
aspiring は aspire の現在分詞で、ここはいわゆる「分詞構文」になっています。


2. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order
 正義と秩序に基づく国際平和を心から熱望して

based はここでは動詞 base の過去分詞。
〈base A on B〉 で「AをBに基(もと)づかせる」「Aの基礎をBに置く」。

例文: Article 9 of our Constitution is based on [upon] our bitter experience. 
わが国の憲法第9条は我々の苦い経験に基づいている. [ルミナス英和辞典]

justice は「正義」、order は「秩序」。


3. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order the Japanese people forever renounce war
 正義と秩序に基づく国際平和を心から熱望して、日本国民は戦争を永久に放棄する

the Japanese people が動詞 renounce(放棄する・断念する)の主語。


4. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation 
 正義と秩序に基づく国際平和を心から熱望して、日本国民は国家の至上権としての戦争を永久に放棄する

| as ~: ~として
| sovereign : 主権を有する、至上の


5. Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.

 正義と秩序に基づく国際平和を心から熱望して、日本国民は国家の至上権としての戦争と、国際紛争を解決する手段としての威嚇や武力の行使とを永久に放棄する。

| threat : 脅迫、おどし
| means : 方法、手段
| settle : 決着をつける、解決する
| dispute : 論争、紛争

renounce「放棄する」対象となっているのは(=renounce の目的語は)、

    war as a sovereign right of the nation
    (国家の至上権としての戦争)  

    the threat or use of force as means of settling international disputes 
    (国際紛争を解決する手段としての威嚇や武力の行使)

の2つで、この2つが接続詞 and で結ばれています。

形を取り出すと、〈 renounce [A as C] and [D as E] 〉 です。

 

2020年2月5日水曜日

私は正義から逃れたのではない(カルロス・ゴーン)

“I have not fled justice—I have escaped injustice and political persecution.”

カルロス・ゴーン氏が日本から脱出。イギリス The Economist 誌 (Jan 2nd 2020 edition) に掲載されているゴーン氏の言葉です。

    → Ghosn, going, gone - The flight of a car-industry megastar shocks Japan (The Economist)


【大まかな発音】

I have not fled justice
アイハヴノットフレッド ジャスティス

I have escaped injustice
アイハヴエスケイプト インジャスティス

and political persecution
アンド ポリティカルパーセキューション


【解説】

◇ I have not fled justice
私は裁判から逃げ出したのではない。

_ fled は動詞 flee(フリー)の過去・過去分詞。 flee は「逃げる」。
have fled で現在完了形。

_ justice は「正義」「裁判」。


◇ I have escaped injustice and political persecution.
私は不正と政治的迫害から逃れたのだ。

_ escape は「逃れる」。

escape は「危険な状況から逃れる」で、flee は「危険から逃れるためにすばやく去る」という感じの違いがあるみたいです。

   → ロングマン現代英英辞典の escape のページ下部にあるシソーラスを参照。

_ inustice は「不正」、persecution 「迫害」。


【訳例】

I have not fled justice—I have escaped injustice and political persecution.

私は裁判から逃げたのではない。不正と政治的迫害から逃れたのだ。



2020年1月30日木曜日

世界初の生物ロボット?

Scientists have created the world's first living, self-healing robots using stem cells from frogs.

CNNのニュースから(2020.1.13)。冒頭の一文です。


  → Meet the xenobot: world's first living, self-healing robots created from frog stem cells

◇ 発音

Scientists have created
サイエンティスツハヴクリエイテッド

the world's first living,
ザワールズファーストリヴィング

self-healing robots
セルフヒーリングロボッツ

using stem cells from frogs.
ユーズィングステムセルズフロムフロッグズ


◇ 分かち訳

Scientists have created (科学者たちは創造した) the world's first living(世界最初の生きている), self-healing robots(自己治癒するロボットを) using stem cells from frogs(カエルから幹細胞を使って).

* using は動詞 use の現在分詞で、「~を使うことによって」っていう感じ(分詞構文)。


◇ 訳文例

科学者たちはカエルの幹細胞を利用して、世界初の、生きて、自己治癒能力のあるロボットを創り出した。