2015年1月30日金曜日

小学生のための英語 002: 「ユー ラヴ アイ」 はだめよ~!

こんにちは、またお会いしましたね。

小学生のための英語 第二回目です。


    ※ → 第一回目 「アイ ラブ ユー」から始めよう



前回の宿題、やってくれましたか。

    (「は〜い」という声)


では、「ぼくはきみが好きだ」を英語で言って書いてみてください。


そうですね。

    「アイラヴユー」

    I love you.

でした。


I love you. はとても大事なことば。

だって誰(だれ)かが誰かを愛してる、好きだ、大切に思ってるってことを表現(ひょうげん)しているのだから。

なので、よく歌の歌詞(かし)でも使われています。

ちょっと古いけど AKB48の「ヘビロテ」の他にも、もっと古い尾崎豊(おざきゆたか)の「 I love you. 」 とか。 もちろん英語の歌でも。お家の人や知り合いの人、学校の先生にも知っているか聞いてみましょう。


ところで、I love you. は、

    「私は」 「愛している」 「あなたを」

の語順(ごじゅん → 単語が並ぶ順番 )になっていました。


このように、英語の文の言葉(ことば)の並び方は、基本的(きほんてき)にこういった「〜は」「〜する」「〜を」という順番 (語順) になっています。


ではここで問題です。

I love you. をヒントにして、「あなたは私を愛している(あなたは私に恋してる)。」という文を作ってみましょう。


...。 (考えている時間)


英語の語順だと、

    あなたは  愛している  私を

となりそうです。


そうすると、

    あなたは  愛している  私を

    You         love             I

となるから、つまり、

   You love I.

でいいのかな?


ブッブー!

   You love I.

は☓(ばつ)なのです。


どこがいけないのか?

「『私を』 愛している」 という場合(ばあい)は、 I ではなくて別の単語を使います。

それは、

    me

です。

発音は「メ」 じゃなくて 「ミー」 となります。


なので、「あなたは私を愛している」 は

    You love me.

   ユー ラヴ ミー

となるのです。

つまり、 I  は 「私は」 で、 「私を」 は  me なのです。


でも、「あなたは」 と 「あなたを」 は どっちも you ( You ) でいいのです。


むむむ。


言葉ってめんどくさい!


でも言葉を学ぶといっぱいいっぱいいいことがありますよ!


あと、 I  (私は) は 文の最初でも文の途中でも常に大文字の I で書きます。

小文字の i と書くことはありません。

それ以外のほとんどの単語は 文の最初のときだけ、一文字目を大文字にして、文の途中では全部小文字で書きます。

だから、

    I love you.

のときの you は全部小文字で、

    You love me.

のときの you は、You となります!


じゃ、また!

次回まで、I love you.  と  You love me. を何度も口に出して言ってみてね。

それから何度も紙に書いてみてね。

みんなに love が染(し)みこむように!


2015年1月29日木曜日

アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフは 02

[中級英文解釈]

Alexey Fyodorovitch Karamazov was the third son of Fyodor Pavlovitch Karamazov, a landowner well known in our district in his own day, and still remembered among us owing to his gloomy and tragic death, which happened thirteen years ago, and which I shall describe in its proper place.


ドストエフスキー Dostoevsky の、『カラマーゾフの兄弟 The Brother Karamazov』 冒頭部分 第二回。

  ※ → 第一回目

前回は、前半の

Alexey Fyodorovitch Karamazov was the third son of Fyodor Pavlovitch Karamazov, a landowner well known in our district in his own day

までで、だいたい以下の様な意味でした。

アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフは、フョードル・パヴロヴィッチ・カラマーゾフ -この人は当時はこの地方でよく知られた地主だった -の三番目の息子だった。


次に続く、

and still remembered

    アンド スティル リメンバード

は、

そしてまだ覚えられている

という感じです。

remembered は、その直前の known が過去分詞だったのと同じととって過去分詞だとすると、「覚えられている」 となります。


続いて、

among us

   アマング アス

私たちの間で

さらに、

owing to his gloomy and tragic death

    オウィング トゥ ヒズ グルーミィ アンド トラジック デス

ですが、owing to は、「…のおかげで」「...のせいで」「…のために」。

his gloomy and tragic death は、「彼の陰惨で悲劇的な死」 。

gloomy は「陰気な」 とか 「陰惨な」 です。

そうすると、

owing to his gloomy and tragic death

は、

彼の陰惨で悲劇的な死のおかげで

となるので、まとめて、

and still remembered among us owing to his gloomy and tragic death

までだと、

そして、彼の陰惨で悲劇的な死のせいで、私たちの間ではまだ覚えられている

となります。


では、ここまで全体をみましょう。

Alexey Fyodorovitch Karamazov was the third son of Fyodor Pavlovitch Karamazov, a landowner well known in our district in his own day, and still remembered among us owing to his gloomy and tragic death,

長いので、前の方から訳してみます。

アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフは、フョードル・パヴロヴィッチ・カラマーゾフの三番目の息子だった。 この父のほうは当時はこの地方でよく知られた地主だったが、陰惨で悲劇的な死にかたをしたために、私たちの記憶にまだ残されていた。


2015年1月28日水曜日

コツコツ初級英単語 002: life

きょうのコツコツ英単語(初級)は、

    life

です。


発音は、

    ライフ

となります。

※ 「ライフェ」とは読みません。


「ライフ」の最後の「フ」は、つづりでは f ですね。

f という字を発音するときは、下唇に上の歯を軽く載っけて発音します。

ちょっと空気が隙間から漏れる感じ。


ライフは良く聞く単語ですね。

生命保険会社の名前とか、スーパーの名前とか。


最近のニュースだと、コカコーラが、「コカ・コーラ ライフ」 というのを今年
の 3月から発売するらしいです。


意味は、

    ・ 人生
    ・ 生活
    ・ 生命

とかです。


たとえば ライフスタイル( lifestyle 「生活様式」 )の life は 「生活」、 ライフプラン( life plan 「人生設計」 ) の life は 「人生」 ですね。

「生命保険」の「生命」 も ライフ です。