2014年9月30日火曜日

小学生のための英語 001: 「アイ ラブ ユー」から始めよう

「小学生のための英語」 をはじめます。

第一回目は、『 「アイ ラブ ユー」から始(はじ)めよう』 です!



「愛してるよ」 とか 「好きだ」 とか、

もうちょっと長く言うと、「ぼくは君を愛してる」 とか 「私はあなたのことがが好きよ」 とかを、


英語で何というでしょうか?



そうです、


アイ ラブ ユー


ですね。



これを英語で書くと 


I love you. 


となります。



この I love you. の読み方をカタカナで書くと

アイ ラブ ユー


です。



ここで、ローマ字を学んだことのある人は注意(ちゅうい)!


I love you. を無理(むり)やりローマ字読みすると、

I イ love ロベ you ヨウ


とかなっちゃいます。



ローマ字の読み方と、英語の読み方は、似(に)ているところもあるけど、

違う(ちがう)ことのほうが多いです。



なので注意しましょう。



さて、


I の読み方は「アイ」


です。


love は「ラブ」。

you は「ユー」。


というふうに、今カタカナで英語の音を書きましたが、


ほんとうはカタカナで英語の音をじょうずに表すことはできません。


なぜなら、日本語の発音(はつおん)の仕組み(しくみ)と、

英語の発音の仕組みがかなり違うからです。



ここでいう「発音の仕組み」というのは、


ことばを発するときの口の開け方とか、


舌、つまりベロを口の中のどのへんに置くかとか、


ベロの形(延[の]ばすとか丸[まる]めるとか)とか、


喉の広がり具合(ぐあい)


とかです。



たいへんそうだね。



けっきょく発音を学ぶときは、実際(じっさい)の音を聞くのが一番(いちばん)いいです。



実際の音を先生の発音や指示(しじ)を聞きながら真似(まね)すると、


自然(しぜん)と「発音の仕組み」が身に着(つ)きますから。



ここでは、ことばで発音の説明(せつめい)をしてみますから、


参考(さんこう)にしてください。



まず love (ラブ)の「ラ」です。



じつは、英語の「ラリルレロ」の音には大きく分けると二種類(しゅるい)あります。


つぎの2つの単語(たんご)をみてみましょう。

lock

rock


この両方(りょうほう)とも読み方は(カタカナで書くと)「ロック」となります。


だけど、lock のほうの「ロ」は、べろ(舌)の先っちょを、


上の前歯(まえば)の裏側(うらがわ)に軽く(かるく)くっつけて、


それを離し(はなし)ながら発音します。


lock 「ロック」


何度か声に出して言ってみましょう。



rock のほうの「ロ」は、 べろ(舌)の先っちょを


今度(こんど)は口の中のどこにも付けないで、


口の中でちょっと丸めて、


その舌先を元の平ら(たいら)に戻し(もどし)ながら発音します。


rock 「ロック」


こっちも何度か声に出して言ってみましょう。ちょっと発音しにくいけどね。



love の「ラ」は、lock の「ロ」と同じです。


つまり、 「べろ(舌)の先っちょを、上の前歯の裏側(うらがわ)に軽くくっつけて、

それを離しながら発音します」。



じゃあこんどは、love の「ブ」だ。


この「ブ」は、日本語のバビブベボのブの発音ではありません。


v という綴り(つづり)を読むときは、上の前歯で下唇(くちびる)を軽〜く噛んで(かんで)、


っていうか 上の前歯を下唇に添える(そえる)感じで「ブ」を発音します。



よく聞くとほんのちょっとだけ(ほんとにほんのちょっとだけ)、かすれたような音がします。



この、 下唇を軽く噛んで 発音する「ブ」のことを「ヴ」と書き表すことがあります。


そうすると I love you. の読み方は「アイ ラヴ ユー」と書くことになります。


I と you は、それぞれ「アイ」と「ユー」です。


「ユー」のほうはくちびるをちゃんと付き出して言ってくださいね。



そういえばAKB48の「ヘビーローテーション」という曲の初めのほうで、


「アイラービュー」って歌ってるけど、もちろんI love you. のことだよ。



♦ I love you. の意味


I love you. は「わたしはあなたが好き」って意味だけど、

I と love と you とはそれぞれどういう意味なんでしょうか。



だいたい予想がついていると思うけど...。



そうです、I は 「私は」、love は 「愛してる」、

you は「あなたを」 という意味になります。



日本語だと 「私は」「あなたを」「愛している」 という順番になるのが普通です。


英語は、「私は」 「愛している」 「あなたを」 という語順(ごじゅん)になるんですね!


それから、文の終わりは日本語なら 「。」、英語なら 「 . 」 を着け(つけ)ます。



この小さな点 ( . ) のことを 「ピリオド」 っていうので覚えて(おぼえて)おいてね。



ピリオド、ぴりおど、ピりオど、ぴリおド、ピリオド...。



では、今回はこれまで。



最後(さいご)に宿題 (しゅくだい)。


家族(かぞく)や友達(ともだち)や、

ペットの犬や猫(ねこ)、校庭(こうてい)の木とか道端(みちばた)の葉っぱに向かって


そっと、あるいは大きい声で I love you. と言ってみましょう。 


最低10回は言ってみること。



もうひとつ。


I love you. をノートに大きな字で、いろんなふうに 20回書いて、

書いたら大きい声で20回読んでください。



これできみも 「愛」 が語れる(かたれる)かも...。


まだ早いかな。


じゃあ、次回まで、バイビー。